AIと一緒に試す

自分専用アプリの
つくり方キット

プログラミングは知らなくて大丈夫です。順番にコピペしていくだけで、
あなただけのアプリが1つ完成します。
何を作るか決まっていなくても平気です。それを決めるところから、一緒にやります。

はじめに

このキットの使い方

1AIを、デスクトップで起動する

使うAIはどちらでも構いません。持っている方を選んでください。この先のプロンプトは、どちらでもそのまま使えます。

Windowsの場合(コマンドプロンプト)
cd %USERPROFILE%\Desktop claude
Macの場合(ターミナル)
cd ~/Desktop claude
Windowsの場合(コマンドプロンプト)
cd %USERPROFILE%\Desktop codex
Macの場合(ターミナル)
cd ~/Desktop codex
Codexを使う人は、ここだけ大事です。Codexは「起動した場所」の中しか、自由に触れません。上のとおり先にデスクトップへ移動してから起動してください。もし別の場所で起動してしまって「そこには書けません」という確認が出たら、許可(承認)を選べば、そのまま進めます
フォルダは、あなたが作らなくて大丈夫です。STEP1の面談が終わると、AIがデスクトップに、アプリの名前でフォルダを作って、ファイルを全部そこに入れてくれます。あとで探すときは、デスクトップを見れば必ずあります。

2STEP1から順に、コピペするだけ

各STEPの黄色いコピーボタンを押すと、プロンプトがコピーされます。それをAIに貼って、聞かれたことに答えていってください。

3進むにつれて、できていくファイル

デスクトップにできる「アプリの名前のフォルダ」の中に、順番に増えていきます。中身はすべて、読める日本語です。

STEP101_アプリ案.md … 面談メモと、選んだアプリ
STEP202_設計図.md … 何を作るか。何ができたら完成か
STEP303_デザイン見本.html / 03_デザイン.md
STEP4app.html … これがアプリ本体です
STEP5公開/index.html … ネットに上げる用
STEP1
何を作るか決める
AIがあなたに面談して、作るべきアプリを見つけます

「作りたいアプリ」を先に考える必要はありません。あなたは、自分のことを話すだけです。AIが質問を重ねて、あなたの毎日の中から「アプリにできること」を拾い出します。

プロンプト①|面談して、作るものを決める
あなたは、私専用のアプリを一緒に考える相棒です。
私はプログラミングを知りません。カタカナの専門用語は使わず、普通の日本語で話してください。

これから私に面談をして、「私が作るべきアプリ」を1つ決めてください。
あなたのゴールは、私の代わりにアプリを企画できるくらい、私の毎日を分かることです。

【必ず聞き出すこと】※全部そろうまで面談を終えないでください
1. 場面 … 困った(またはこうなったら嬉しいと思った)直近の、実際の1回
          いつ・どこで・何をしていて・何が嫌だったか
2. いまのしのぎ方 … 今それを、どうやって済ませているか
3. 頻度 … それは週に何回、月に何回くらい起きるか
4. 解決の形 … アプリが何をしてくれたら「助かった」と言えるか
5. 使う場所 … パソコンか、スマホか、両方か。どこで開くか
6. 優先順位 … 絶対に外せないこと1つと、あったら嬉しい程度のこと

【聞き方のルール】
- 質問は必ず1問ずつ。2問まとめて聞かない
- 毎回、答えの候補を「1.」「2.」「3.」と番号で3つ出す。
  私が番号だけで答えられるようにする。当てはまらなければ私が自分で書く
- 私の答えが曖昧なとき(「なんとなく」「いろいろ」「たまに」など)は先に進まず、
  「その中で一番最近あった1回」を必ず話させる
- 1つ聞き出すごとに「つまり◯◯ということですね」と自分の言葉で言い換えて確認する。
  私が「そう」と言うまで、その情報を確定にしない
- 「どんなアプリが欲しいですか」と私に聞くのは禁止。
  アプリの形を考えるのはあなたの仕事。私は自分のことだけ話す
- 質問の数に上限はない。ただし6つ埋まったら、すぐ次へ進む(だらだら聞かない)

【面談が終わったら】
1. 集めた内容を「面談メモ」として、6項目で私に見せる
2. 抜けや思い込みがないか自分で点検し、怪しければあと1〜2問だけ聞く
3. 私に合うアプリ案を3つ出す。それぞれ次を書く
   ・名前(仮)
   ・何をしてくれるか(2行)
   ・さっきの「場面」がどう変わるか(1行)
   ・作りやすさ(★1〜3)
4. あなたのおすすめを1つと、その理由を1行
5. 私が選んだら、デスクトップに、アプリの名前でフォルダを作る。
   面談メモごと、その中に「01_アプリ案.md」として保存する
   ※これから作るファイルは、すべてこのフォルダに入れていく
   ※いま開いている場所がデスクトップでなければ、作る前に私に知らせてください

では、1問目をどうぞ。
答えるコツ 「最近あった実際の1回」を聞かれたときだけ、思い出せる範囲で具体的に話してください。ここが具体的だと、出てくるアプリ案の精度が一気に変わります。
STEP2
設計図にする
決まったアプリを、作れる形に固めます

STEP1で決まったアプリ案を、AIが「設計図」にします。画面に何があるか、何を記録するか、何ができたら完成と言えるかまで、ここで全部決めます。

プロンプト②|設計図を作る
デスクトップにある「アプリのフォルダ」の中の「01_アプリ案.md」を読んでください。
(デスクトップにアプリのフォルダが2つ以上あれば、どれの続きか私に聞いてください)
これから作るファイルも、すべて同じフォルダに保存してください。

私はプログラミングを知りません。専門用語なしで、このアプリの「設計図」を作ってください。

【設計図に書くこと】
1. このアプリは何をするものか(3行以内)
2. 画面に何があるか(開いたときに見えるもの・ボタン・入力欄)
3. 使う流れ(開く → 何をする → 何が起きる、を順番に)
4. 覚えておくこと(何を記録するか。消えたら困るのはどれか)
5. ★機能ごとの「できたと言える条件」
   目で見て○×が付けられる形で書くこと
   例:「記録ボタンを押すと、下の一覧が1行増える」
       「閉じてもう一度開いても、さっきの記録が残っている」
   ※STEP4で、あなた自身がこれを使って完成チェックをします
6. このアプリの型を、あなたが判定する
   A「1枚アプリ型」=ブラウザで開く1つのファイルで完結する(あとでスマホでも使える)
   B「道具型」=パソコンの中で動かす(動画・音声・大量のファイルをまとめて扱う場合)
   どちらか+理由を1行

【ルール】
- 01_アプリ案.mdに書いてあることを、もう一度私に聞かない(二度聞き禁止)
- 読み取れないこと・迷うことは、勝手に決めずに私に聞く。
  質問は1問ずつ、番号で答えられる選択肢を付けて
- 機能を盛らない。「まず毎日使える最小限」で設計する。
  それ以外は「あとで足せること」として、設計図の一番下に別枠でメモする
- 設計図ができたら、まず私に分かる言葉で説明する。
  私が「OK」と言ってから「02_設計図.md」に保存する
ここが要です 「できたと言える条件」は、STEP4でAI自身が完成チェックに使います。これがあるから、「できました」と言われたのに動かないが起きにくくなります。
STEP3
デザインを決める
3案を実物で見て、選ぶだけ

デザインのセンスは要りません。AIがあなたのアプリの画面を3パターン、実物で作って見せてくれるので、気に入ったものをA・B・Cで答えるだけです。

プロンプト③|デザイン3案を出させる
デスクトップにある「アプリのフォルダ」の中の「02_設計図.md」を読んでください。
これから作るファイルも、同じフォルダに保存してください。

このアプリのメイン画面を、デザイン違いで3つ作って、実物で見せてください。

【やること】
1. 中身は同じで、見た目だけ変えた3案を作る
   案A:白ベースで、静かで見やすい
   案B:暗い背景で、集中しやすい
   案C:明るくて、開くのが楽しくなる
   (このアプリにもっと合う方向があれば入れ替えてOK。ただし必ず3案)
2. 3案を縦に並べて1つのファイルにまとめ、「03_デザイン見本.html」として保存する
3. 保存したら、私がそれをどう開けばいいかを1行で教える
   (私のパソコンがWindowsかMacかを確認して、正しい開き方を書くこと)
4. 私が「A」「B」「C」で答えたら、選んだデザインの特徴
   (色・文字の大きさ・余白・全体の雰囲気)を「03_デザイン.md」にメモする

【ルール】
- 見本は見た目の確認用。ボタンはまだ動かなくていい
- 文字は大きめに。スマホの画面幅でも読める前提で作る
- 3案とも、このアプリの実際の画面として作る(意味のないサンプル文字で埋めない)
遠慮しなくて大丈夫です 「AとCの中間がいい」「Bをもっと落ち着いた色に」のような注文もできます。何度でも出し直させてください。
STEP4
作る
ここでアプリが完成します

設計図とデザインをもとに、AIがアプリを完成させます。このプロンプトの肝は【完成の条件】です。「できました」と言う前に、設計図の条件を1つずつ自分で確かめさせます。

プロンプト④|アプリを完成させる
デスクトップにある「アプリのフォルダ」の中の「02_設計図.md」と「03_デザイン.md」を読んで、
アプリを完成させてください。できたファイルも、同じフォルダに保存してください。

【作り方のルール】
- 「1枚アプリ型」なら:「app.html」という1つのファイルだけで完結させる
  ・会員登録、ログイン、外部への通信が必要な作りにはしない
  ・入れた記録は、閉じてもう一度開いても残るようにする
- 「道具型」なら:動かすのに必要なものは、あなたが全部そろえる
  最後に「これを打てば動く」という1行を私に教える
- 画面に出る文字は全部日本語。専門用語は使わない

【完成の条件】★ここが一番大事です
「できました」と言う前に、次を自分で確かめて、結果を表にして報告してください。
1. 02_設計図.mdの「できたと言える条件」を1つずつ実際に試して、○か×を付ける
2. 実際に開いて(動かして)、エラーが出ないか見る
3. 記録を入れて、いったん閉じて、もう一度開いても残っているか(1枚アプリ型のみ)

×が1つでもあれば、自分で直してから、もう一度確かめ直す。
全部○になるまで、私に「できました」と言わないでください。

最後に、私が次にやることを1行だけ教えてください。

直す思った通りじゃなかった時の、一言集

1回で完璧には出ません。それが普通です。下の一言をタップしてコピーし、〔 〕を埋めて送ってください。

見た目を直す〔どこ〕を〔こうしたい〕です。他の場所は変えないでください。
機能を足す〔やりたいこと〕を足してください。今ある記録が消えないようにしてください。
元に戻す今の変更をやめて、1つ前の状態に戻してください。
エラーが出た開いたらこうなりました:〔画面の写真を貼る/出た文字をそのまま貼る〕。原因を調べて直してください。
なんか違う思っていたものと違います。違うのは〔ここ〕です。作り直す前に、直し方の案を2つ出してください。
動きが重い〔いつ〕重くなります。原因を調べて、軽くする案を出してください。
ここでアプリは完成です。パソコンで使うだけなら、これで終わりです。スマホでも使いたい人は、下のSTEP5へ進んでください。
STEP 5

ネットに置いて、スマホでも使えるようにする

作ったアプリをインターネットに置いて、スマホのホーム画面から開けるようにします。10分ほどです。パソコンだけで使うなら、飛ばして構いません。

Aまず、スマホ向けに整える

プロンプト⑤|スマホでも使いやすくする
デスクトップにある「アプリのフォルダ」の中の app.html を、スマホでも使いやすくしてください。

- 指で押しやすいボタンの大きさにする(小さい文字リンクで操作させない)
- 画面が狭くても、横にはみ出したり、重なったりしないようにする
- 文字が小さくなりすぎないようにする
- 画面の上下に余白を残す(スマホは端が押しにくいため)

【確認】
終わったら、パソコンの画面幅とスマホの画面幅の両方で表示を確かめて、
崩れていないか結果を報告してください。
機能と、今ある記録は変えないでください。

B公開用のフォルダを作る

プロンプト⑥|公開フォルダを用意する
デスクトップにある「アプリのフォルダ」の中に「公開」という名前のフォルダを作って、
app.html を「index.html」という名前に変えて、その中にコピーしてください。
(元の app.html は、そのまま残してください)

できたら、「公開」フォルダの場所を教えてください。

CNetlifyに置く(無料・登録はメールだけ)

1
netlify.com で無料登録するメールアドレスだけで作れます。クレジットカードは要りません
2
ログインしたら app.netlify.com/drop を開く「Drop」=ファイルを置くだけの、一番かんたんな入口です
3
さっき作った「公開」フォルダを、そのままドラッグ&ドロップ中のファイルではなく、フォルダごと放り込みます。数十秒で終わります
4
URLが出るので、それをスマホに送って開く自分宛てのLINEやメールで送るのが早いです
5
スマホで開いたらホーム画面に追加するiPhone:共有ボタン → 「ホーム画面に追加」/Android(Chrome):右上の「⋮」 → 「ホーム画面に追加」
アプリを直したあとは? Netlifyで自分のサイトを開き、「Deploys」のページに、新しい「公開」フォルダをもう一度ドラッグしてください。同じURLのまま中身が新しくなります。
2つだけ注意してください。
URLを知っている人は誰でも開けます。本名・住所・お金・仕事の機密など、見られて困る情報を入れるアプリは公開しないでください(パソコンの中だけで使えば安全です)。
パソコンの記録とスマホの記録は、別々に保存されます。記録はそれぞれの端末の中に残るので、行き来はしません。
育て方

作ってからが、本番です

自分専用アプリの一番いいところは、使いながら自分に合わせて育てられることです。買ってきたアプリでは、これができません。

使った感想から直すこのアプリを1週間使いました。〔気づいたこと・不満〕。どう直すのがいいか、案を2つください。
デザインだけ変える機能と今ある記録はそのままで、デザインだけ〔雰囲気〕に変えてください。
使わない機能を消す〔機能〕は結局使いませんでした。消して、画面をすっきりさせてください。
バックアップ今の app.html を、今日の日付を付けた名前でコピーして残してください。
2個目を作りたくなったら STEP1のプロンプトを、もう一度貼るだけです。フォルダもAIが新しく作ってくれます。この5つの型は、何を作るときでも同じように使えます。
Q&A

よくあるつまずき

AIに「〜してもいいですか?」と聞かれました
はい」「お願いします」でOKです。ファイルを作ったり、完成チェックのために実際に動かしたりする前の確認です。ここで断ると、完成チェックまで進めません。
途中で会話を閉じてしまいました/会話が長くなりすぎました
大丈夫です。新しい会話を始めて、いまのSTEPのプロンプトをもう一度貼ってください。ここまでの結果はファイル(01_アプリ案.md など)に残っているので、続きから進みます。会話ではなく、ファイルに記憶が残る作りにしてあります。
Codexで「そこには書けません」と言われました
Codexは起動した場所の中しか、自由に触れません。いちばん確実なのは、いったん終了してデスクトップに移動してから起動し直すことです(Windows:cd %USERPROFILE%\Desktop / Mac:cd ~/Desktop)。そのまま進めたい場合は、出てきた確認で許可(承認)を選べばOKです。
英語で返事が来ます
日本語でお願いします」と一言送れば戻ります。
app.html がどこにあるか分かりません
デスクトップにある、STEP1でAIが作ったアプリの名前のフォルダの中です。見つからなければ、AIに「app.htmlの場所と、開き方を教えて」と聞いてください。あなたのパソコンに合わせて教えてくれます。
記録したデータが消えました
記録は「開いたブラウザ」の中に保存されています。いつもと違うブラウザで開いたり、app.html を別の場所へ移動したりすると、別の保存場所として扱われることがあります。同じパソコンの、同じブラウザで、同じ場所から開くのが確実です。心配なら、育て方の「バックアップ」を習慣にしてください。
できたアプリが、思っていたのと違います
1回で完璧には出ないのが普通です。まずSTEP4の下にある「直す」の一言集を使ってください。それでも方向がズレている場合は、STEP2からやり直すほうが早いです。ズレは、たいてい設計図の時点で起きています。
「道具型」と言われました。スマホで使えますか?
道具型(動画・音声・大量のファイルを扱うタイプ)はパソコンの中で動かすアプリなので、STEP5(スマホ対応)の対象外です。パソコンで使うぶんには、問題なく完成します。
AIが「できました」と言うのに、動きません
STEP4のプロンプトをもう一度貼り直して、「02_設計図.mdの『できたと言える条件』を1つずつ実際に試して、○×の表で報告してください」と送ってください。自分で確かめさせる工程を飛ばしているだけのことが、ほとんどです。
自分専用アプリのつくり方キット
コウキ
※Claude Code・Codex・Netlifyの画面や仕様は更新されることがあります。
表示が違う場合は、最新の公式情報をご確認ください。